美味しいカレーの作り方

壱岐牛を一頭つぶすと600㎏が300㎏の枝肉になり精肉は200㎏がとれる。その中でステーキ用、BBQ用にになるのは限られた部位と成る。当時はそれ以外の部位は移動販売で島中を回りさばいていた。その時カレー肉も販売していた。

その後ソーセージ、ハンバーク、ローストビーフの加工を始めるとそちらに回すのでステーキもBBQ肉などはさらに良い部位しか残らなくなると言う良い相乗効果が生まれてきた。加工肉は急速冷凍をするので精肉よりも保管が良くなった。

しかしそれはお持ち帰りには難点がある。レトルトカレーなら常温でお持ち帰りが出来るが、その設備にに何千万も掛かる上に大量生産で工場まかせである。それでは意味が無いのであきらめていたところ一回に50~60個出来る小型のレトルト釜が出現した。

そこで高級和牛で作ると言う贅沢な試みが始まった。常識はずれのカレーは高価であり、普通のカレーにないカレーを作らねば意味が無い。肉の良さはお墨付きであるが、それに似合ったスープにもこだわりをもたなければならない。

何度も何度も試行錯誤で研究しそれでもさらに研究している。ここまで来ると材料費だけでも大変なものである。そして出来あがったカレーではあるが、これは芸術品と同じで認められねば始まらない。このスリルも手作りだから出来るロマンである。

カレーであっても只のカレー、独特のあじであったらカレーでない。とにかく手作りで素材重視をした他に類を見ない高価なカレーの味をお楽しみ下さい。

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